1人学級日誌

更新されたら生きてるし 更新しなかったら死んでる

いつか免許を取る君へ1日目

いつか免許を取る君へ

今まさに免許を取らんとする僕から

少しだけアドバイス経験談を語らせて頂きたい。

と言っても、まだ始まって一日目で大したことはしていないが、僕が免許を取るまでの記録をここに残し、君たちの見聞や暇つぶしの役に立てていただければ幸いだ。

 

特急の電車に揺られて僕は雪の降り頻る山奥へと向かっていた。

比較的大きな駅に着くと迎えのバスが待機しており、教習所そのものに連れていかれるという仕組みになっている。

 

出発までしばらく時間があるので時間を潰していると、仲の良さそうな、明るい、あえて悪い言い方をするのならばチャラついた集団が現れた。

 

 

関わりたくないな

 

反射的にそんな感情を抱いてしまう。

別のツアーの団体客であれと強く願う。

しかし、現実は非情である。

目的地は僕と同じく免許取得らしい

ワイワイと騒ぐ男たちを後目にバスは出発する。

 

30分ほどかかっただろうか

昼過ぎに目的地へと到着し、軽く事務作業を済ませた後に寮へと案内される。

僕が選んだ自動車教習所にはいくつかコースがあり、ホテルコースや寮での合宿、通いながらの教習などもある。

自由に使えるお金をあまり持ち合わせていない僕は迷わず1番効率がよく安価な寮での合宿コースを選んだ。所謂相部屋というやつだ。

 

僕以外にも様々な人がいる

髪の毛が真っ赤な身長が180cm以上あるであろう若者、女の子の集団、40代はくだらないおじさん。もちろん、チャラ男たちも健在だ。

 

そんな面々が各部屋に振り分けられていく。

あぁ、頼むから一人部屋であってくれ。

その思いは虚しく、3人部屋にぶち込まれる

 

ここで幸いなのが、チャラ男たちはホテルプランであるということだ。

なんだかムカつくしぶん殴ってやりたいが我慢する、あいつらと同じ部屋じゃないことに喜ぼうと思う。

 

僕と同じ部屋になったのは先程紹介した赤髪

そしていかにもアニメが好きそうな好青年の2人だ。

 

こんな年で、こんな時期に免許を取りに来ているのは僕くらいなものなので、2人とも年下だった。

恥ずかしいし帰りたい

朝からずっと帰りたいけど

 

なんとかルームメイトと打ち解け(一方的かもしれない)

学科を受ける。楽しくないが仕方ない。そういうものだと受け入れるしかないのだ。

 

その後に適性試験を行ったのだが、かなり悪くて泣いた。大事故を起こすから気をつけろと言われた。

感情のコントロールが下手だと言われた。

泣いてるからそうかもしれない。

様々な項目がc~d評価(eが一番悪い)であるのに対し、神経質で気にしやすいだけa評価を下されており泣いた。

細かいことを気にしすぎだと書いてあるのに、2,3行後には細かいこと気にしないおおらかな人柄だと評価されていて混乱したしもう訳が分からない。

 

それからルームメイトと近くを散歩して地理を理解し、雪の冷たさと時間の経たない苦しさに苛まれている中、この文章をしたためている。

 

みんな寝てて怖い。

 

助けて